故郷

私の故郷ウイグルはアジア大陸の内陸部に位置する、面積は165k㎡(日本の約4.5倍)広い内陸地域です。しかし面積の約4分の1は砂漠が占めており、年平均降水量はわずか145mmと乾燥した気候となっており、一日の中でも気温の変化が激しくなっています。

古代から東洋と西洋を結ぶ交差点になってきたウイグルは、周りの国から大きく影響を受けています。なお、ウイグル人はトルコ系民族に属する、イスラム教の民族です。

このような地理的、気候的、文化的背景の影響でウイグルの建築は独特の形になっています。これから一つの建物を例として紹介したいと思います。

トルファン塔はウイグルのトルファン地区に立つ塔です。完成は1778年、ウイグル族の王だったスレイマン2世が、父オーミン・ホージャの戦功を記念するために建てたもので、スレイマン塔とも呼ばれます。

高さは44メートル、ウイグルに数あるイスラム建築の中でも最大規模で、円錐形の塔は壁面がレンガ造りとなっており、さざ波や菱形など、15種類の緻密な模様があしらわれています。

この塔の隣には、1000人を収容するモスクも併設されており、ぶどう畑が広がる牧歌的な風景の中、現在もイスラム教徒の礼拝が行なわれています。

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トルファンのスレイマン塔モスク内部のレンガ造の回廊。横断アーチがすべて三角アーチで、ドーム下のスキンチの代わりに 水平の火打ち梁が架けられています。

m-muhtar



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